ミノルタ X-700


ああ、別マウントいっちゃった。
ミノルタのX-700です。フィルムカメラ全盛の頃には庶民派カメラとして時代を闊歩したミノルタのMF機です。

このカメラの最大の特徴は、プログラムモードを搭載したことでもなく、滑らかな巻き上げでもなく、スクリーン。
アキュマットスクリーン。とにかく明るくてピントの山がとてもつかみやすいのです。
ボディ自体はニコン機と比べると、プラスティックを多用しており、重厚感はあまりありません。その代わりといってはなんですが、やはり軽量です。そして小振り。剛健すぎるニコンなどに抵抗のある方、例えばオリンパスのOM1辺りがお好きな方にいいかもしれませんね。
OM1なら、カメラ女子によくあるパターンですが、ミノルタを持っているカメラ女子はさすがに少ないでしょうから、「おっ!ミノルタカメラなんて、なかなかやるなあ。」と思われる率高し^^


見よ!このボディに輝く「MPS」の文字をっ!
MPSとは、ミノルタプログラムシステムの略で、いわゆるプログラムモードで撮影できますよ、ということです。
プログラムモードって何かというと、絞りもシャッター速度もカメラが最適な数値に自動で設定してくれるありがたいシステムのこと。今のカメラには当たり前に装備されているわけですが、当時は画期的だったわけです。
「せっかくフィルムカメラを使っているんだから、マニュアル設定で撮りたいよ」という向きにも対応。マルチプログラムシステムを使わなければいいだけのことですからね。


ちなみにこのX-700は前期と後期に分類されます。自分のモデルは後期。前後期の違いは正面向かって左にあるボタン(レバー)。前期はここがセルフタイマーです。後期は、AEロックです。違いはそれくらいですので、前期でも後期でもほとんど差はありません。


レンズは王道のロッコール NEW MD50mm1.4です。このレンズがまた写りが優しい色合いで、いいんですよねえ。
補足を。ロッコールは神戸にある「六甲山」から命名されたそうです。阪神タイガースの「六甲おろし」の「六甲」です。ミノルタ創業地は神戸市の隣の隣の西宮市でした(余談ですが阪神甲子園球場があるのは大阪ではなく、西宮市です)。そしてミノルタの社名の由来は「実る田」。田圃が実るように会社も実れよと。実った結果、今はもうSONYに収穫されてしまいましたが(^_^;)
以上、補足終わり。

とにかくX-700はファインダーです。とても明るいニコンのB3マットのスクリーンになれていても、なおこのカメラのスクリーンの方が上手です。キスデジなどの小さな小さなファインダーしか知らない方なら、覗いた瞬間明るさと広さに驚いて「おお~!」と感嘆の声を上げることでしょう(^^)
さらに横走りシャッターということもあり、巻き上げが滑らかなのです。ニコンでいえば、F3のような快適さ。快適なだけでなく、X700のほうが線が細い感じがしますね。巻き上げの時の感覚が。

極めつけは「中古価格が安いのでお財布にも優しい」。

庶民の味方だったミノルタの傑作ともいえるX-700。
時を越えて、その実力を見たり!
これからも使っていきます。
ロッコールの作例はまたの機会に。

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